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伏見さん筆頭・責任、成川最終・責任の論文がBiochem. J. 誌に受理されました!


元特任助教の伏見さん筆頭・責任著者、成川最終・責任著者の論文が、Biochem. J. 誌に受理されました。この論文は、2020 PNAS論文の続報にあたる内容になります。2020 PNAS論文において、second CysをもつDXCF型のサブファミリーに属するにもかかわらず、second Cysを失ったAM1_1499g1に焦点を当てて、分子進化に鑑みた部位特異的変異導入を施すことで、野生型を含め8種類の分子を設計することに成功しました。その初期の変異導入において、second Cysを導入することで、PVBへの異性化活性を付与することに成功していました。一方、AM1_6305g1はAM1_1499g1と非常に近縁な分子であるにもかかわらず、second Cysを保持しPVBへの異性化活性も示します。このことから、本研究において、AM1_6305g1のsecond Cysを別のアミノ酸に置換することで、異性化活性を失わせることを試みましたが、意外なことに異性化活性に全く影響がありませんでした。そこで、構造情報と配列比較を組み合わせることで、関与するアミノ酸残基を推定し変異導入を進めることで、second Cysがない状態でも、PVB異性化を促進できるアミノ酸残基を特性することに成功しました。これらのアミノ酸は、D環を高度に捻ることに寄与し、それによって間接的にPVBへの異性化に関わることが予想されました。

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