研究室主宰10年という節目を迎えて
この研究室のPIである成川は、2014年4月に静岡大学にて講師として研究室を主宰し、その後、2021年4月に東京都立大学に准教授として移籍し引き続き研究室を主宰しています。2024年3月で研究室を主宰してから、ちょうど10年が経過したということで、10年の節目を機にコラムを...
オンライン学会大会の運営に関するあれやこれや
コロナ禍における学会の年会・大会運営 去年の春先からのコロナ禍で、世界全体の様相が一気に変化してしまった。研究業界でも、学会の年会や大会が当初は中止・延期になり、その後はオンライン開催をするようになっていった。今後はまた完全オンサイトに戻ることもあるかもしれないし、オンライ...
Fushimi et al. 2020 PNAS論文のあれやこれや
出版から一年以上が経過してしまいましたが、2020年にPNASに掲載された伏見さんが筆頭の論文について、その経緯をまとめたいと思います。 Proc. Natl. Acad. Sci. U.S.A. 「Evolution-inspired design of...
Miyake et al. 2020 FEBS J. 論文のあれやこれや
オンライン掲載からだいぶ日が経ってしまいましたが、三宅くんが筆頭のFEBS J. の論文についても、非常に思い入れが強いので、経緯についてまとめたいと思います。 FEBS J. オンライン版 「Functional diversification of two bilin...
Fushimi et al. 2019 PNAS論文のあれやこれや
この度、特任助教の伏見さんが筆頭著者、成川が責任・最終著者論文がProc. Natl. Acad. Sci. U. S. A.誌に掲載されました!成川研スタートからちょうど5年というタイミングで、当ラボのマイルストーンとなる論文が出版できたことをとても嬉しく思っています。こ...
研究内容を他の人に伝えるということ
前回のコラムにて論文を書くことについて言及したが、論文執筆だけでなく、学会発表やアウトリーチ等も通じて、研究内容を様々な方に伝える活動が、我々研究者の主要な活動の一つである。ポスターだったりスライドだったり、形式は様々だが、それらの形式を通じて、研究内容を伝える行為をかなり...
論文を書くということ
成川の所属する研究領域においては、研究成果をアウトプットする行為として、学会発表、総説執筆などの行為もあるが、最も重きを置かれるのは、原著論文の執筆である。そして僕らの領域の場合、基本的に英語で書かれた原著論文を出すことが重要となる。研究とは個人や研究室単位で営まれる活動で...
アウトリーチ活動へのスタンス
科学業界において、アウトリーチという活動が日増しに重要度を増している。アウトリーチとは、研究の成果を国民に分かりやすく周知する活動である。例えば、一般に公開される講演会、サイエンスカフェ、模擬授業、体験実験などである。成川は大学院の学生時代、アウトリーチ活動に勤しんでいる人...
大学教員という職業
この研究室の主催者である成川は大学教員という職業に従事しており、一般社会からは「教育者」という側面が強く意識されているように思われるが、成川を含めた多くの大学教員、少なくとも周りの近しい人達は、自分の「教育者」としての側面よりも「研究者」としての側面をより強く意識しているよ...